20年目の奇跡!「お役立ち芸人・浅越ゴエ」を観て】
依頼は、20年前に廃部になった女子バレーボール部の思い出の品を探し出し、勇退する恩師・下川監督へ届けたいというもの。
現場は、20年間一度も開けられていない開かずの倉庫。 私も長年、不用品回収や買取の現場で「時間」と戦ってきましたが、あの埃の積もり方、積み上げられた荷物の山……プロの目から見ても、相当にタフな現場だったはずです。
プロの意地と「お役立ち」の精神
まず驚いたのは、15分で鍵を開けた寺本さんの神業! そして、そこから埃まみれになって荷物を運び出し続けた浅越ゴエさんと依頼者たちの姿です。
私も以前、38℃の熱がある中で1日4軒の現場を回ったことがありますが、あの時の「絶対にやり遂げる」という執念、そして「誰かのために」という想い……。ゴエさんの泥臭い奮闘ぶりに、当時の自分の姿が重なり、胸が熱くなりました。
20年ぶりにたなびいた「元気一発」
中盤、なかなか目的の物が出ず、出てくるのは重いマットばかり……。 しかし、最後の一箱、最後の一品という土壇場で現れたのは、あの**「元気一発」**と書かれた団旗でした。
さらに、当時のユニフォームまで! それを40歳になったOGたちが「着れるんですね!」と言いながら袖を通した瞬間、倉庫は一気に20年前の体育館へとタイムスリップしました。
「お役に立ててくれましたよ」の重み
監督の勇退式に飾られた、思い出の品々。 **「全国へは行けなかったけど、当時は強かった」**という監督の言葉。 その背後に揺れる団旗。
最後、依頼者からゴエさんへ送られた**「今日はお役に立ててくれましたよ」**という言葉。 これがすべてだと思います。
私たち現場の人間にとって、この一言こそが最高の報酬であり、明日への活力です。 モノを動かすことは、人の想いを動かすこと。 20年分の「暦」を救い出した皆さんの笑顔を見て、改めてこの仕事の誇りと、諦めない心の大切さを教わりました。
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